合宿 二日目


二日目はオンネトー湖に行くことになっていた。この日も快晴熱かった。キャンプ場でみほみほに夜のことを聞いていたと言われて、少し気まずかった。でも気にしないで走ることにした。この日のメンバーはDoさんにおっちーによしけんに僕の四人だった。セイコマで昼飯を買いみんなでバナナも買った。このあと道の駅あしょろ銀河ホール21へ行き松山千春の生い立ちを学んだ。見晴らし台からの眺めはなかなか良かった。ここをあとにしてオンネトーまでひた走った。だがこの道のりはかなりハードだった。炎天下で水は無くなるわ、休むための日陰は無いわ、漕ぐのを止めるとアブさんが飛んでくるわで本当にきつかった。しかし面白いこともあった。昼飯を食っているさなか、よしけんのところにアブさんが寄って来たと思ったらよしけんはびびったのか手に剥いて持っていた一口も口にしていないバナナを全て地面へ放り投げてしまったのだ。これにはみんな爆笑せざるをえなかった。途中にあったラワン蕗園でラワン蕗を観賞しようとしたが熱さでほとんどが枯れていた。残念だった。これよれ先がこの日の最難関の未知だった。アスファルトから砂利道になってどんどん進むと今度は、激坂の砂利道になったのだった。これにはかなりやられた。深い砂利にタイヤはとられてまったく前に進まないだけでなく、5キロもの激坂砂利道でへとへとになりながら登っていった。このときには水が既に切れていて喉がからからの状態だったので精神的にもダメージは大きかった。おっちーとDoさんはどんどん登って行きやるなぁと感心した。よしけんも僕と同じように苦しんでいた。やっと登り終えたらすぐにキャンプ場が目に付いた。しかしそこのは自販が無く、近くの茶屋まで行くことになった。やっと飲み物にありつけたので感無量だった。茶屋の隣はもうオンネトー湖だったので小道を歩いて近くまで行ったのだった。湖面はとても美しかった。かなり癒されて元気になり風呂に行った。風呂までの道のりも坂がきつくてかなりへばった。野口温泉に入ったのだが洗い場も無く湯船しかなかったのには衝撃を受けた。お湯は茶褐色で効きそうだったが、熱すぎて全然浸かれなかった。しかし少しは安らぐことができた。休憩所にはみんながまったりしていた。みんなもだいぶ坂でやられているようだった。キャンプ場へ戻り偽木戸と遭遇したり夕食を作ったり、その後それぞれ眠りについた。そういえばキツネが夜中にたくさんいたので少し不気味だった。

BACK

HOME